醍醐味は、流れを読みながらカヌーを操り、瀬を一つずつクリアしていくところです。
流れは不思議で、壁があるようです。上流から白波のたつ流れに入り込むときは、まっすぐ行こうとするとひっくり返され、流れから出ようとすると、出るところの水が逆に流れているのでやはりひっくり返されます。始めた頃はそういう理屈が分からず、度々ひっくり返されました。まるで河童にひきこまれるようでした。
また、波から出られなくなるポイントがあります。5分くらい動けなくなったこともありました。ひっくり返って、やっと出られると思っても、また戻されて同じ状態に戻ってしまうのです。川に遊ばれていました。
上手な人は、飛んだり、跳ねたり、前回りをしたり、自由自在にカヌーを操ることができます。カヌーランドは、そんなことを楽しめる素晴らしい流れとして、日本でも有名な場所になっているのです。おかげで、全国レベルの大会が開かれるなど、たくさんの人が訪れています。
お話 : 大井寛治さん(曲淵) 平成18年
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2009.04.16:朝日町エコミュージアム協会