大谷で最初に、大型のため池が御普請所(幕府の公費)によりつくられたのが、内林のため池です。今から377年前のことです。
現在の潅漑面積は、7,1ヘクタールで内林水利組合が管理運営をしています 堰堤(えんてい)からは、大谷盆地全域を一望でき、春夏秋冬、季節ごとに変わる大谷の美田を楽しむことができます。
大谷の周辺には、昔あったものを含め、大小40以上のため池がありました。学校にプールができ、落ちると危ないからと親から注意され、溜池に寄りつかなくなりましたが、昔は溜池がレクリエーションの場でありました。特に、この内林の堤は、大谷地区のプールがわりに、毎日水泳や釣りを楽しんだものです。このように、溜池に関わった人、親しんだ人が大勢いたのです。
『水とくらしの探検隊〜大谷大堰編〜』より抜粋
編集 : 平成14年(2002)
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2009.04.20:朝日町エコミュージアム協会