エコミュージアムは、1970年代に国際博物館学会の会長であった フランスのアンリー・リビエール氏によって考えられた新しい博物館学の考え方です。エコミュージアムのエコはエコロジー。ミュージアムは博物館。この二つの言葉を組み合わせた造語で、それまでの博物館のように物を集めて建物の中で保存するのではなく遺産や文化財、自然物をそのまま現場に保存し、それを見てもらおうという博物館です。そのため、屋根のない博物館とか、町全体が博物館とか言われることもあります。定義では、エコミュージアムとは、住民と行政が一体となって、地域の生活、自然、文化などを歴史的に研究し、現地で保存、育成することによって地域の発展に役立つ博物館となっています。
2009.04.29:朝日町エコミュージアム協会