栗木沢地内の川原に、小山のような白っぽい砂岩が長く連なっていて、その先に青々とした最上川の清流が見える。こんな景観を面白岩と言ったのだろう。
大正3年(1914)頃、大隅の菅井長蔵という人が、面白岩を使って養蚕用の暖炉を考案し、「安全だんろ」の名で新案特許を取り、大量生産をはじめた。養蚕が盛んな時代だったので、注文が殺到し、年間3000個以上販売し、石工が18人もいたと言われていた。県内一のかまどの産地として有名になったそうだ。
以前は左岸側を水が流れておらず、昭和40年の羽越水害から現在の流れになった。
お話 : 堀敬太郎さん
平成20年
※写真は志藤富男氏所有の安全だんろ(縦33cm、横60cm、高28cm)
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2009.04.03:朝日町エコミュージアム協会