前田沢の国道から50m程入った山際の丘の上に祭られているのが「夜観音」で有名な観音堂です。棟札を見ると享保3年(1718)に再建されたことが分かります。別当成原家は、350〜400年の歴史を誇る旧家であり、先祖藤三郎は飛騨の国高山の人で、故あって甲冑、大小刀、笈を背負って当地に来て観音堂を建立したと伝えられています。天井図には狩野派系と推定される雨龍が描かれており、観音信仰と竜神信仰が結びついたものと推定されています。祭礼は8月10日夕方から夜にかけ催されますが、この日参詣すれば四万六千日の参詣のご利益があると伝えられています。昭和の始めまでは夜店が立ちならび、近郷近在より参詣者で賑わったそうです。五百川三十三観音第24番札所(聖観音)朝日町大字宮宿1610-2
※以上『ふるさと朝日町散歩』より抜粋
『前田沢の歴史』より抜粋
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2009.04.05:朝日町エコミュージアム協会