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二百十日の稲作について
二百十日の稲作について:2014.08.19


二百十日の稲作について

お話 志藤富男さん

 稲は、二百十日から二百二十日までの間が一番大切なんだ。実の入り始めだからね。ここで嵐が来て、ぺたっと倒されたら実が入らなくなって全滅になってしまう。熟むれてしまうから、縄や草履作る藁にもならなかった。そこが過ぎれば実が入るから影響は少ないなだ。
 同じ時期にスズメの被害もある。二百十日がくる前に案山子を立てるのも仕事だった。固くなる前の実のつゆを吸いにくるんだ。うまいなだべ。ピシャピシャ、ピシャピシャと吸って行く。腹くっつくなんねから、なんぼでも吸うんだな。すると黒くなってダメになる。

大谷の風神祭
小径第15集『大谷風神祭』
2014.08.19:朝日町エコミュージアム協会

14.秋葉山エリア:住民学芸員のお話

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